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2012-08-15(Wed)

金色のウニを求めて①



~第一話~ マルセの商人  (ピラ著)




私の夫は超有名人。
人はバカにしてヒゲとか言う人もいるけども、、
私はそのヒゲが好きだわ。

--------------------------------------------------------------------------------
いつものベッド。
あの人が隣にいない夜を幾晩過したのかしら。。。
バルコニーではあの人が仕込んだ鳥小屋から小鳥のさえずりが爽やかに朝を知らせてくれている。
あの人のそんな優しさを、
ヒゲ!と呼んでいる人達は知っているのかしら?
…ぅぅん、いいの。私だけが知っている本当のレン様。それで、それが、いいから。

ガウンを羽織って私はバルコニーにでた。
部屋の中は見たくない。
分かっているもの。
どうせまた寂しさでお酒に溺れて散々な有様だわ。
いつも通りユルバンが片付けてることでしょう。

昨晩は特にひどかったわ。
だって、全く覚えてないもの(/ω\)
部屋でヒトリ。
ウニを見ながら飲むワインは私の心を埋めるには不十分だったわ。
悪いとは思いながらも、お酒の飲めないフランシーヌちゃんを引きずって酒場に行ったのは覚えてるんだけど、、

部屋の中では第3副官のユルバンがやりきれない様子で嵐の惨状を見ながらため息をつき、第4副官のフランシーヌにいたっては起きるなんてことは金輪際しない!という雰囲気を醸しながらソファで丸くなって寝息を立てていた。

そんな中、
ドンドンドン
ドンドンドン

「レントンさーん!」
「いるのは分かってるんですよー!」
あら?誰かしら?
ドアを開けると酒場のマスターが息を切らせながら立っていた。
「やぁ、ソフィアさん。昨日は随分飲んでたみたいだけどもぅ平気なのかい?それはそうとレントンさんは?」
「あの人はまだ航海から戻ってはいないわ、どうしたの?」
「えええええええええええ!!」
「毎月第四日曜日はレントンさんがウニを仕入れてくれるはずだったじゃないか!」
「え?!でも、だって、レン様は、、、」
「あぁ、分かりましたよ、航海でしょ?まずいんだよな~、今日のランチはウニのパスタで宣伝しちゃってるのに~」
「あら?ウニなら、なんとかなるかもよ?」
「ソフィアさん、それ本当かい?!頼むよ、今日はマルセイユでバザーがあって、あと1時間後には仕込み始めないとまずいんだよ~」

ウニなら、、いつもあそこから買って練習してるからなんとかなるかしら?
「ユルバン、片付けと留守番頼むわ。フランシーヌちゃん、行くわよ~」
「自分で荒らしたんだから自分で片付けなさいよww」
「レントン船長の部屋が汚いの!ユルバン、片付けないと言いつけるわよっ」
「ウィ、マダム:;」
「おくたまぁ~、眠いですぅ~」

アパート前の広場では活気があふれ、バザーが始まっていた。
マルセイユのバザーは不定期だけど、ネタ物のいいのが入ってて楽しいのよね~♪
それはそうと、、、いたいたw

「フリーベルさぁ~ん」
「おぉ!ヒゲの奥さんか!!!!」
「(ヒゲ。。。敵ネ、敵)こんにちわ、すっごい人気のバザーね~」
「うむ!わっちのネタ物に勝てるネタ物ははここマルセイユにおいて、置けるはずがあるまい!!!ww」
「ねね、アレ、、、ある?」
「ぬお!!!!!!!!もぅ使ったのかあれだけの量wwwwwwww」
「まだありますっ!!今回欲しいのは中身入りのやつ。200個なんだけど。。。」
「ヒゲがいつ帰ってもいいようにって、皆が仕入れてくるから大量にあるぞ!!あるけど、、アレどうやって使うんだ?」
「フリーベルさん、、、、使い方知らないの??だってアレは、」
「マダム!!部屋を片付けて参りました!!!」
「あぁユルバン、ご苦労様。でね、フリーベルさん、アレの使い方はそもそ…」
「マダム!マスターが待ってますよ!!!」
「ぁ。。。そうね、じゃ、フリーベルさん、代金は例の方法でね」
「あの方法、再検討してくれwwwwわっちにはちときついぞww」

「マダム、ウニは通常そうやって使うものじゃないから外で言ったらまずいっすww」
「えぇ~?おくたま、そうなんですかぁ~?」
「そ、、、そう、、かもだけど。。。でも~」

カランコロン
「いらっしゃ~い、あらソフィアさん。こんな時間からまた飲むの?w」
「違うわよwwイレーヌ、マスターいる?」
「あぁ!ソフィアさん!!!ウニは?ねぇウニは??」
「はい、この通り!」
「おおおおお!!!!恩に着るよ!!!あとで3人で食べに来てね!ちょっとまけるからさ!。。。っと、ユルバンさんとフランシーヌちゃんは嫌いなんだっけ?」
「いいえ、今回のは頂きに参ります。」
「本当は好きですよぉ~♪」
「あれ?そうなのか、、」

「そういえばソフィアさん、昨晩の話。ホントに行くの?」
「え?」
「あれ、どこかに行くって言ってなかった?」
「えええ?イレーヌ、それ誰かと間違えてない?」
「ぅぅん、ソフィアさんが言ってたわ。ね?フランシーヌちゃん?」
「いってまちた!」
「え?どこに?私?」
「金色のウニを探しにアジアに行くって言ってまちたっ」
「金色のウニ?!」
「ぁ~、マダム。それきっと誰かに騙されてるwww」
「ユルバン黙ってなさい!フランシーヌちゃん、金色のウニってなーに?」
「んーん、ちりまちぇん。おくたまが大きな声で言ってまちた」

金色のウニって何かしら?
とても気になるわ
黄金でできたウニもステキね~
でも、金色のウニをレン様が投げるとしたら。。。。。
ステキ!
だけど本当にあるのかしら?
「ねね、イレーヌ。私って誰と話してたか覚えてる?」
「ん~、昨日はバザーの前夜祭で盛り上がってたからちょっと誰か分からないですけど、、、あ!あの人ならいましたよ。ってゆうか忘れるほど飲まないでくださいよww」

ははーん、あの人ね。
そう、あの人なら分かるかもしれないわね。
そういえばさっき見かけたわね。。


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